私たち愛大学生自治会は、川井反動当局が「学生会館の管理運営権の学生からの剥奪」「学生自治会費の委託徴収制度の廃止」を一方的に宣言して以降、1年4ヶ月にわたる愛大闘争を闘いぬいています。
川井当局が今年6月30日に自治会役員3名に対して「退学処分予定」の通知を送りつけてきていこう、私たち愛大自治会は「退学処分反対」のたたかいを「自治会役員に処分を振り下ろそうとする川井当局を逆に打ち倒すぞ!」という決意で、「反動川井体制打倒」のたたかいとして創造してきたのです。
学内からは愛大生の「処分反対」「川井学長は辞任せよ」の抗議カードが続々と集まり、全国の学生自治会や労働組合でたたかっている皆さんからは山のような激励と連帯のメッセージが寄せられました。そして愛大の教職員の方々も、愛大自治会の呼びかけに応えて「自由な愛大を守るべきだ」「大学の自治を守らないとね」と、教授会の中でも声を上げてくださったのです。
そしてついに、次期学長を選ぶ学長選挙において、川井後継候補にして自治会破壊の先頭に立ってきた小林副学長を落選に追い込んだのです!(9月8日開票。)「私たちの手で反動川井体制を打ち倒したぞ!」キャンパスには凱歌がこだましました。
もはや学長選で敗北必至とみた川井学長一派は、自治会役員のパージのためにあろうことか愛知県警に泣きつきました。愛知県警・公安三課は9月6日、愛大の反動当局者と示し合わせて、自治会役員への「臨時福祉給付金」の「詐欺」容疑をでっち上げて、自治会役員の下宿や自治会室への家宅捜索を強行したのです。(なお、自治会委員長は自治会室への捜索を「捜索令状の住所が間違っている」ことを突き出して、撃退しました。サークル・自治活動の拠点=自治会室に警察権力を一歩も踏み入れさせなかったのです!)
そもそも「詐欺容疑」なるものは、2017年に名古屋市がおこなった「臨時福祉給付金」を扶養家族であるにもかかわらず、当該役員がそのことを故意に隠して給付金をだまし取った、というものでした。けれども当の役員は「給付の対象なので申請してください」と自治体から知らされたので申請しただけです。しかも返還請求権は5年が時効であり、すでに6年が経過している現在においても名古屋市当局からは返還請求は一切なされていないのです。まさに、でっち上げにもとづく不当捜索そのものであったのです(だから逮捕もされていません)。まさに自治会つぶしのための政治的弾圧そのものなのです。
愛大自治会は直ちに反撃の闘いを開始しました。捜索翌日の7日には緊急記者会見を開催し、駆けつけてくれた新聞社4社の記者からは「そもそも自治体は告発しているのか」「なぜ公安警察が動いているのか」「あまりにも異常なことが多すぎる」と次々と疑問の声が上がりました。愛大生の中からは「なぜ学生会館に捜索に入るのか。政治弾圧だ」という警察・大学当局への怒りの声と「警察を追い返したのはすごい!」という感嘆の声が巻き起こっています。
私たちは、警察・大学当局が一体となった自治会役員に対する政治弾圧にたいしても仁王立ちになって立ち向かい、逆に社会的に公安警察と川井当局を包囲しキャンパスの中から「反動当局と公安警察を許すな!」の声を巻き起こしてきたのです。
警察権力の力を借りた陰謀も頓挫し万策尽きた愛大川井当局は、学長任期が残り2ヶ月というレイムダック状態になりながらも、9月15日に自治会役員3名にたいする「退学処分」決定を下しました。まさに川井学長の最期のあがき! 愛大史上最も恥ずべき、最も反動的な、自治会役員にたいする「退学処分」決定を、私たち愛大自治会は腹の底から弾劾します!
川井反動当局は、姑息にも「退学処分」決定を知らせる通知書において、「処分の原因」の記述を6月の通知書から全く変えてしまいました。「学長を愚弄するステッカーを三名が貼った」とはっきり記していた6月の記述を、完全に書き換えたのです。それはまさに学長がでっち上げの陰謀にもとづいて自治会役員を退学に追い込もうとしたことを自認したということです! こうした「処分の原因」の記述の書き換え=偽造をおこなった川井一派は、文学部教授会でも一切再審議をすることなく退学処分を決定しました。こんな「処分」は不当であるばかりでなく無効です。川井学長一派は、またしてもみずから墓穴を掘ったのです!
秋学期が開講した愛大キャンパスは今、自治会役員への「退学処分」決定に対する怒りと抗議の声が沸騰しています。これまで愛大闘争をともに闘ってきたサークル・クラスの仲間たちは、「学長は陰謀を認めましたね」「そもそも負けた川井学長が退学処分を下すことは許されない」「退学処分を絶対撤回させる!」、そして「政府、警察との愛大当局の黒い結託構造を断ち切らないと愛大の未来はない!」とはげしい怒りの声をあげています。
愛大の自治とサークル活動に誇りをもって闘ってきた愛大生たちは、「3人の自治会のリーダーを取り戻そう!」「愛大川井当局が築いた黒い結託構造を断ち切ろう!」の壮大なたたかいを、目前に迫る愛大祭へのいっさいの規制を許さないたたかいとともに、高揚させるために日夜奮闘しているのです。
愛大自治会は、岸田政府・公安警察の軍門にくだり自治会役員に対する「退学処分」攻撃を振り下ろす反動川井当局との闘いを、ウクライナ反戦や反戦・大軍拡阻止の闘いを進める学生自治会にたいする「現代版のレッドパージ」攻撃としてとらえ、これに立ち向かう学生自治会の強固な団結を創造するためにこれからもさらにさらに闘いをパワーアップしてがんばります。
全国で学生自治を守り反戦平和のためにたたかう学生のみなさん! 賃下げ・不当解雇を許さず労組破壊に反対してたたかう労働者のみなさん! 学生自治団体や労働組合にたいして吹き荒れるネオ・ファシズム的な弾圧をうち砕くために、ともに力を合わせてがんばりましょう!
ここでは私たちの1年4ヶ月のたたかいについて紹介したいと思います。
これまで私たち学生自治会は、ウクライナ反戦や国葬反対の闘いを常任委員会の学生を先頭に実現してきました。そして昨年5月以降、学生会館の管理運営権剥奪反対、学生自治会費の委託徴収の廃止反対の愛大闘争を、幾たびにもわたり200名、400名の学生とともに推進してきました。この自治会を先頭でひっぱってきた私たち自治会役員に対して今年5月に「処分」をちらつかせた川井学長名の「警告」が発せられました。これに対しても、6・8学生大会に集まった155名は、「コロナ前のような完全な愛大祭の実現」とともに「処分をふりかざした自治会委員長にたいする警告を許さない」の声をあげました。この学生大会を締めくくった「団結がんばろう」の三唱は、地響きのような大迫力でした。
上の写真は、6月30日付の「退学処分予定通知」にたいする愛大生の怒りの声カード、全国の大学から寄せられたメッセージ看板です。