愛大闘争2022の軌跡

 6月9日、学生大会当日は、定足数を大幅に上回る407名の学生が集まり、「〈学生の自由〉を保障する管理運営権の一方的剥奪を許すな」「自由で創造的なサークル・部活動の財源である自治会費の委託徴収制度の廃止反対」さらに「来年度の学費値上げ反対」の決議をあげたのです。

 さらに学生大会終了後には、「5・26学長提案を撤回すること」「6月23日の説明会では人数制限を撤廃し、一方的な説明ではなく学生との団体交渉にすること」を求める要求書を携えて、200名の学生で本館までデモを行いました。学長は、幟旗を林立させ・かけ声をあげながら本館まで突き進んだ200名の学生の隊列に恐れおののき学生の前から逃亡したのです。デモ隊は、代わりに出てきた学生部委員長らに学生の要求書を渡したのです。

 6月23日の第二回説明会では、学生の怒りを恐れた川井学長は、参加人数を制限した形で説明会を行おうとしました。これに対して学生は、音楽系サークルはキャンパス内で「抗議ライブ」を行い、説明会会場前には再び200名の学生が集まって「5・26学長提案」撤回を要求しました。そのうえで学生自治会常任委員とサークルの代表団は説明会に参加し、目の前にいる学長らを徹底的に批判したのです。説明会の場では、学長提案を支持する発言は一つとしてなされず、学長提案を愛大生は誰一人として支持していないことが満天下に明らかになったのです。

 昨2022年、私たち学生自治会は、数百名の学生とともに「学生会館の管理運営権の学生からの剥奪」「学生自治会費の委託徴収制度の廃止」を一方的に宣言した愛大川井当局にたいする学内デモを数度実現しました。
 この学生自治会のもとに団結する愛大生の闘いに追いつめられた愛大当局は、「学内集会・デモの禁止」「違反した者の処分」を明記した「施設使用規程」を一方的に施行しました。
 このような学内弾圧規程をつくり学生自治会の闘いを押さえこもうとした川井当局にたいして、学生自治会は反撃の闘いを創造してきました。昨年12月13日には、サークル・部活などの36団体の代表者たち80名が集まりサークル・部活総会を開催し、愛大当局による学生自治会破壊に反対する闘いを全国の学生と連帯し創造することを確認しました。また人権救済申し立てや裁判闘争などの法的な手段を駆使した闘いにも踏み出すことを確認しました。
 
 わが愛大学生自治会は、学内における大衆的な反撃の闘いと裁判闘争を同時的に推進する形で、反動川井当局をどんどん追いつめてきました。
 反動当局にたいするさらなる大衆的な闘いをいまこの時も創造するために奮闘しています。

2023年09月20日